アップルの採用試験に合格するのと、今の市場で株式投資をすることは似ている。
株価下落が続いていますね。
私は、直近の株価が上昇するか、下落するかを
予測することなんて、とてもではありませんが、
分かりません。
しかし、1957年から2003年までの株式市場のパフォーマンスを
分析した「株式投資の未来」http://goo.gl/RL6VBy
という本によれば、ただ単にS&P500に連動した株式を買っているだけで、
年率11.18%のリターンを記録するわけです。
この傾向は全世界変わりません。
ちなみに、ウォーレンバフェットは、年率26.59%のリターンを上げています。
私は、バフェットのように株価を選ぶ能力に突出しているわけでは
ありませんが、「長期投資が最後に勝つこと」については、
自信を持って運用していますので、こうゆう時には買い進めることができます。
先日Twitterでアップルの採用試験にこんな問題があることを知りました。
「机の上に100枚コインがあり、10枚が表で90枚が裏である。
感覚、視覚、その他いかなる方法でも、コインがどちらを
向いているか知るすべはない。
2つの山に分け、表を向いているコインの数がどちらの山も
同数となるようにせよ。」
答えは
「山の中から、コインを10枚選び、その10枚を全てひっくり返す。」
です。
(例えば、選んだ10枚のコインが表3枚、裏7枚だったとすれば、
残り90枚の山には、表7枚、裏83枚があることになります。
10枚のコインのグループに含まれる裏向きコインの数と、
90枚のコインのグループに含まれる表向きコインの数は、
必ず一致しますので、10枚のコインのグループをひっくり返せば、
2つの山(10枚のコインの山と90枚のコインの山)は、同数になります。)
なぜこの答えが出ないのかというと、
「2つの山に分ける」=「50枚ずつの同じ数に分ける」
と、
「コインをひっくり返すことができない」
という、2つの概念に引っ張られているからです。
株式市場も同じです。
「今、株価が下がっている」=「まだ下がり続ける」
という概念に引っ張られていて、
「事業内容」「企業の実質価値」
が、見落とされてしまうんですね。
「意味のない概念に引っ張られないこと」
今の社会では、株式投資でもアップルの入社試験でも
高価値を求める人には、同じ価値が問われているように思います。