日本は完全に不景気に陥った
これはまたかなりきつい結果が出ましたね。
この実質賃金と言うのは、インフレなどを加味して、
計算した給与の額です。
本来であれば、日銀は、この値を上げなければいけないんですね。
この実質賃金-4.3%と言うのは過去数年で最悪の数値です。
消費税増税の影響は半年でなくなるとエコノミストたちは
解説していましたが、これは真っ赤な嘘であったことが
明らかになりました。
もちろん私も消費税の影響がこんなに大きいとは
思ってもみませんでした。
こんな状態であるならば、10%への消費税増税なんて
とてもできません。
なぜなら、需要が下がることが確定する市場に置いて、
設備投資なんてする企業はないからです。
今年の実質賃金の数字を見てみましょう。
年月 ポイント 前年比
26年1月 84.2 -1.8
2 81.8 -2.0
3 86.2 -1.3
4 83.3 -3.4
5 81.3 -3.8
6 133.3 -3.2
7 111.7 -1.7
8 82.6 -3.1
9 80.2 -3.0
10 80.8 -3.0
11(速報) 82.7 -4.3
見ていただいて分かるでしょうか?
消費税増税を実施した4月から、実質賃金の下落は
続いています。
もはや、日本で需要を発掘するのは厳しいように思います。
なぜなら、皆余裕がなくなっているのです。
円安により、商品価格が高くなり、実質賃金の
低下をもたらす。
↓
誰も商品を買わない。
↓
不景気に陥る。
本来であれば、給与は上がらなければいけません。
しかし、その気配は全くありません。
私は、アベノミクスは完全な失敗だと思っています。