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日本は完全に不景気に陥った

これはまたかなりきつい結果が出ましたね。

実質賃金は前年比4.3%減です。(厚生労働省11月速報値)

この実質賃金と言うのは、インフレなどを加味して、
計算した給与の額です。

本来であれば、日銀は、この値を上げなければいけないんですね。

この実質賃金-4.3%と言うのは過去数年で最悪の数値です。

消費税増税の影響は半年でなくなるとエコノミストたちは
解説していましたが、これは真っ赤な嘘であったことが
明らかになりました。

もちろん私も消費税の影響がこんなに大きいとは
思ってもみませんでした。

こんな状態であるならば、10%への消費税増税なんて
とてもできません。

なぜなら、需要が下がることが確定する市場に置いて、
設備投資なんてする企業はないからです。

今年の実質賃金の数字を見てみましょう。

年月   ポイント   前年比
26年1月 84.2   -1.8
2  81.8      -2.0
3  86.2      -1.3
4  83.3      -3.4
5  81.3      -3.8
6  133.3    -3.2
7  111.7    -1.7
8  82.6      -3.1
9  80.2      -3.0
10  80.8      -3.0
11(速報) 82.7        -4.3

見ていただいて分かるでしょうか?

消費税増税を実施した4月から、実質賃金の下落は
続いています。

もはや、日本で需要を発掘するのは厳しいように思います。
なぜなら、皆余裕がなくなっているのです。

円安により、商品価格が高くなり、実質賃金
低下をもたらす。
        ↓
誰も商品を買わない。
        ↓
不景気に陥る。

本来であれば、給与は上がらなければいけません。

しかし、その気配は全くありません。
私は、アベノミクスは完全な失敗だと思っています。