なぜバークシャーハサウェイの株を勧めないのか?
さて、読者からの質問が来ていたので答えます。
これはバフェットの眼の方の質問なんですが、
非常に鋭い質問でしたので載せてみました。
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八木翼様
先月より有料版に登録させていただきました読者の町田と申します。
いつもとても有益な情報をありがとうございます。
自分は経済には疎い素人なのですが、「バフェットの銘柄選択術」と
「バフェットへの手紙」をわからないなりに読み、貴メルマガを知り
いつも楽しみにさせていただいています。
ご質問があるのですが、今後も日本で暮らしていくであろう個人にとって
バフェット流の分析にかなった銘柄を一つ一つ買うのではなく
いっそのことバークシャーハザウェイ株をアメリカの証券口座で買う
(非居住者は口座がつくれないのでしょうか?)、あるいは
日本でそのB株を買って持ち続けるという選択はどうなのでしょうか?
各銘柄を一つ一つ買うのに比べてどのような意味を持つでしょうか?
もし今後のメルマガなどでコメントいただけましたら大変嬉しく思います。
お忙しいところ恐縮ですがどうぞよろしくお願い致します。
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ご購読ありがとうございます。
別にバークシャーハサウェイの株を買ってもいいんですよ。
けどこれって、思考を放棄するのと同じだと思うんですよね。
例えば、この先あり得る事案として、バフェットが死ぬ可能性があります。
もうすでに83歳です。
いつ死んでもおかしくない年齢でしょう。
そして、バフェットが死んでしまえば、
たぶん株価は暴落するでしょう。
今まで、彼の経営センスで運営してきた会社ですので。
そんな時、あなたはどうしますか?
たぶん、思考が停止してしまっている人は、
この暴落の時に一緒に売ってしまうと思います。
なぜなら、
バフェットが死んだ→株が下がってる→怖い。→逃げ出そう
となるからです。
けど、私ならここは買いに走ると思います。
バフェットが死んだ→株が下がってる
→バークシャーが保有する株の価値を計算しよう
→理論値を下回ってる。
→買いだ!
という思考回路になるわけですね。
何度も言っていますように、私はあのメルマガで、
儲かる株を紹介しているわけではありません。
儲かる株の見分け方を紹介しているのです。
そこが分からないと、たぶん一生株での勝者にはなれません。
是非、勉強を続けることをお勧めします。