結局アベノミクスって意味ないんじゃない？

現在、社会保障の支出額は105.5兆円です。

2025年には141兆円と予測されています。

これに対して、現在、社会保障収入は56兆円です。

これは、公務員の給与を削減したり、

官僚の天下りをなくしたら、どうにかなるという

規模の話ではありません。

ここのところを履き違えて、

「公務員給与を削減すれば必要ない」

とか

「官僚の天下りをなくしてからだ」

と言っている方は、まるで問題を理解していないと思います。

もちろん、「無駄遣い」は良くありませんが、

それは、はっきり言って、別の問題です。

単純に税金が何十兆単位で足りてないのです。

それを、社会保険料で徴収するには、

若者世代の負担が大きすぎるため(少子高齢化のため)

消費増税でどうにかできないかというのが、今回の案です。

現行制度を維持すれば、

68歳以上は、4875万円のプラスですが、

28歳から37歳では、-1660万円です。

これらの情報は財務省のホームページで公表されています。

http://www.mof.go.jp/gallery/20110305.htm

(簡単な動画で説明されているため、分かり易いです。)

私は、この改革は、若い人が後押しなければ

ならないと思います。

お年寄りの方々も、十分利益は得ていますし、

これ以上、若者に負担を押し付けるのも、

どうだろうと思います。

未来を考えた時、間違いなく増税は必要なんです。

なんだか、政府のまわしものみたいになってしまいましたがｗ

で、このシステムがうまくいかないことは、

既に世の中のお年寄りたちは把握しているんですね。

だから、お金を貯め込んで、消費には回さないんです。

このニュースで最後の文に、そのお金が投資に回って、

株価が上がっているなんて話が書いてありますが、

それは嘘です。

今回の株高を支えたのは、外国人であり、

日本の銀行や証券会社は売り越しています。

日本のお年寄りたちは、金融リテラシーもないので、

株式にも投資せず、お金が回らない状態となってしまっています。

とどのつまり、アベノミクスなんてものは意味がなくて、

老後も安心して暮らせるから、今安心してお金が使えると言う

コンセンサスが景気を底上げするのです。

こんな状態で、若者に金を使え、結婚しろ、子どもを産め

と言う方が無理だと思います。

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