【バフェットの眼】2013_03_05 エムスリー
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【バフェットの眼】2013_03_05 エムスリー
・このメルマガ読むことで、バフェット流に会社を分析する手法を
学んでいきます。
・こちらのメルマガで特定の銘柄を勧めることはありません。
また、あくまで企業分析を通じて株式投資の学習をする
メールマガジンです。
この企業分析は私、八木翼の個人的な見解です。
メルマガ発行者:八木翼 プロフィールはこちら↓
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はじめての方のみ、お読みください。
この度はメルマガご購読頂き、誠にありがとうございます。
本メルマガの構成は以下のようになっております。
・基本情報 : 分析する企業の基本的な内容に関する
主に財務諸表からの情報をまとめています。
・企業分析 : 「バフェットの銘柄選択術」を参考にその事業の
特徴と実績を分析していきます。
・株価分析 : 現在の株価が適性であるかを分析していきます。
・結果評価 : ここではあくまで「私なら今買うか買わないか!」
を前提に話をします。
※無料版は企業分析途中までのみご覧いただけます。
全てご覧になりたい場合は、有料版 バフェットの眼(月額840円)
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また、このメルマガでは随時分析して欲しい企業を募集しています。
ご要望のあるかたは、die-try-in@hotmail.co.jpまでご連絡ください。
国内、国外問いませんので、気になる方はバシバシ連絡ください。
(ただし、本当にやるかどうかは分かりませんw
ちなみにですが、私自身も株式投資を行いますので、このメルマガは
私の私による私のための企業分析でもあることをご理解くださいw)
それでは楽しんでいきましょう!
■基本情報
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会社名:【エムスリー】
この会社のビジネスモデルを見てみましょう。
基本的にこの会社の多くの売り上げを占めているのが、
MR君と呼ばれている、医療ポータルサイトの運営です。
MRという言葉を知らない人もいるかもしれませんが、
簡単に言うと、お医者さんへの営業をする人のことで、
メディカル・リプレゼンタティブ(Medical Representative)
医薬情報担当者の略です。
で、このMR君のサイトの何がすごいのかというと、
お医者さん専用のFacebookみたいなものができた
ということです。
エムスリーのアンケートによれば、
お医者さんが使う情報源は、
1位 44% 学会、研究会、医学雑誌
2位 39% インターネット
3位 17% MR
(エムスリー調査・推計より)
です。
そして、製薬会社がかけている費用を見ると、
1位 92% MR
2位 7% 学会、研究会、医学雑誌
3位 1% インターネット
(エムスリー調査・推計より)
と、なっており、明らかに製薬会社が
お金をかけるべき場所が間違っていることが
良く分かります。
製薬会社は、17%しか医師が情報源として使っていない
MRに金をかけ(人件費がメインです)、
インターネットの質の向上に全くお金を
かけていませんでした。
そこに一石を投じたのが、このMR君です。
MR君上で、情報が整理されており、さらには、
MRとのコミュニケーションもとれます。
これにより、医師が、必要な情報をSNS上で
MRに尋ねることで、24時間いつでも
サポートできるようになったのです。
さらに言うと、このMR君のポータル上で、学会や、
研究会、医学雑誌の部分もになうことができ、
なんと、情報源の、100%を、MR君上で、
確保することが出来るようになったのです。
これは当然流行りますよね。
その結果、売り上げは年々伸び続けています。
ちなみに、どのようにお金を確保するかというと、
基本的に、医薬品会社から確保します。
MR君の価格イメージ(年間)を見てみましょう。
MR君基本料金 7000万円
ディテール料金 2000~4000万円
コンテンツ作成料金 3000万円~
オペレーション料金 1000万円
契約すると、これだけの料金を年間取れることに
なるわけですね。
もちろんこのサービスの開発や維持費にお金がかかりますが、
この利益率が高いため、この会社はかなり儲かっている
わけです。
そして何より、目立った競合がいないんですね。
すでに市場は抑えています。
さらには、海外にもこのようなサイトがないので、
海外進出にも期待できそうです。
さて、それでは、実際の財務諸表の分析に移っていきましょう!
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■企業分析
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現在株価 168,600円
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_Q1:その企業は消費者独占力を持っているか。
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持っている。
医療業界には、約29万人の医師がいると言われているが、
m3.comにより、20万人以上の医師にアクセスが可能である。
また、競合がおらず、医師、MRともに、時間や費用対効果が
高まることから、歓迎している。
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_Q2:その企業を理解しているか。
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理解している。
収益の柱であるのが、医療ポータルサイトMR君の運営である。
医薬品会社に、MR君を売ることで、医師との情報のやり取りを効率化し、
MRの人件費を抑えることに貢献している。
医者にとっても、効率的に情報が取得できることから、重宝される。
事前の説明の通り、
MR君の価格イメージ(年間)は、
MR君基本料金 7000万円
ディテール料金 2000~4000万円
コンテンツ作成料金 3000万円~
オペレーション料金 1000万円
となる。
また、海外に同種の業界がなく、海外進出も期待できる。
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_Q3:その企業の製品・サービスは20年後も陳腐かしていないか。
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この質問は2つにわけることができる。
1つ目は、20年後に、医療そのものがあるか?という問題である。
健康ブームなので、健康に気を使う人は増えているが、患者が減ることが
ないのは、今の医療費の増大を見ても明らかだろう。
ただし、日本の人口は急激に減少していくので、
今後海外進出をする必要はある。
海外ではこのようなポータルサイトがないとのことなので、
日本で培った技術をそのまま持ち込んでいって、うまく運用できるかが、
試される。
2つ目は、この形態で薬が販売され続けるのかという問題である。
インターネットを利用することで、MRの人件費などが抑制され、
継続的に利用され続けると思われる。
競合が現れる可能性があるが、先行者メリットとして、市場を既に独占していることは大きい。
当面はブルーオーシャンと考えられる。
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_Q4:その企業はコングロマリットか。
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ポータルサイトの運営事業に絞っており、全くコングロマリットではない。
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これより下は、有料版にて公開しております。
http://www.mag2.com/m/0001595741.html
_Q5その企業の1株当たり利益(EPS)は安定成長しているか
_Q6:その企業は安定的に高いROE(株主資本利益率)をあげているか。
_Q7:その企業は強固な財務基盤を有しているか。
_Q8:その企業は自社株買い戻しに積極的か。
_Q9:その企業の製品・サービス価格の上昇はインフレ率を上回っているか。
■株価分析
・_Q10:その企業の株価は、相場全体の下落や景気後退、
・_Q11:株式の益利回りと利益の予想成長率を計算し、国債利回りと比較せよ。
・_Q12:株式を疑似債券と考え、期待収益率を計算せよ。
■結果評価
有料版にて公開しております。
http://www.mag2.com/m/0001595741.html
■編集後記
見事に前回のナガセという予想を裏切り、エムスリーを
やってしまいましたw
しかし、久しぶりに見たいい会社ですね。
この成長は確かなものだと思います。
さて、読者の方から、企業分析だけでは、
いまいち味気ないとのことでしたので、
もしかすると、今後、過去1週間で、
私が気になったニュースを紹介、解説するコーナー
を作ろうと思っています。
メルマガもどんどん進化させていこうと思っています。
継続は力なり!
ダメでもともと(笑)
八木翼でした。
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