毎日1分!経済英語NEWS!

365日最新の英語ニュースを無料でお届けするのはこのメルマガだけ! 全ての文に日本語訳、英語解説がついているため、分からないはあり得ません。 読み続けることでTOEIC700点以上が期待できます。 「TOEICが200点上がった」などのメールが続々と届いています。 ワンクリックで簡単に登録できます。http://www.mag2.com/m/0001162214.html

ナカニシがすごい勢いで上げていますね。ちなみに私はこの時ナカニシを買いました。

□■----------------------------------------------------------------□■

【バフェットの眼】2011_03_20

・このメルマガ読むことで、バフェット流に会社を分析する手法を

学んでいきます。

 

・こちらのメルマガで特定の銘柄を勧めることはありません。

また、あくまで企業分析を通じて株式投資の学習をする

メールマガジンです。

この企業分析は私、八木翼の個人的な見解です。

 

 

メルマガ発行者:八木翼 プロフィールはこちら↓

http://keizai-news.sakura.ne.jp/

 

□■----------------------------------------------------------------□■

はじめての方のみ、お読みください。

 

この度はメルマガご購読頂き、誠にありがとうございます。

本メルマガの構成は以下のようになっております。

 

・基本情報 : 分析する企業の基本的な内容に関する

         情報をまとめています。

 

・企業分析 : 「バフェットの銘柄選択術」を参考にその事業の

         特徴と実績を分析していきます。

 

・株価分析 : 現在の株価が適性であるかを分析していきます。

 

・結果評価 : ここではあくまで「私なら今買うか買わないか!」

         を前提に話をします。

 

また、このメルマガでは随時分析して欲しい企業を募集しています。

ご要望のあるかたは、die-try-in@hotmail.co.jpまでご連絡ください。

国内、国外問いませんので、気になる方はバシバシ連絡ください。

(ただし、本当にやるかどうかは分かりませんw

ちなみにですが、私自身も株式投資を行いますので、このメルマガは

私の私による私のための企業分析でもあることをご理解くださいw)

 

それでは楽しんでいきましょう!

 

□■----------------------------------------------------------------□■

会社名:【ナカニシ】

\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\

■基本情報 

特色歯科製品で世界2位。

欧州、北米市場で成長。高速回転技術を

活用し工業用製品も。海外比重大

 

為替負担主力の歯科製品は需要堅調、

新製品投入。工業製品もスピンドル堅調。

だが、欧州(1ユーロ110円)、北米(1ドル80円想定)

での円高目減り、差損織り込み営業減益。税負担減。

60周年を機に増配。

 

\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\

 

■企業分析

\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\

現在株価\8,000

\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\

_Q1:その企業は消費者独占力を持っているか。

歯科製品で世界2位であり、欧州、北米市場で成長である。

また、経常利益率が高く、30%を越えている。消費者独占力

が高い証拠と言える。

 

\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\

_Q2:その企業を理解しているか。

"ハンドピースおよびスピンドル等の製造と販売。

また、日本 北アメリカ、ヨーロッパ、アジア、

その他でも販売が行われており、

今回の限定的な地域に対する天災に非常に強いといえる。"

 

 

\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\

_Q3:その企業の製品・サービスは20年後も陳腐かしていないか。   

この質問は2つに分けることができる。

一つ目は「歯医者は20年後になくなっているか」である。

答えはNOである。

歯の治療は人間にとって非常に敏感であると共に、

大きな痛みをともなうため、重要である。

歯のケア製品がかなり普及しているが、それにより、

歯医者の需要が減少していない。

むしろ高齢化により、歯の病気は増加傾向にある。

 

二つ目は「この会社の競争力はどうか」というものである。

経常利益率が30%以上であることから、

競争に疲弊している企業ではなく、

確固としたブランド力を持っていると考えられる。

そのためその二つ目の問題も起こる可能性は低いと考えられる。

 

\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\

_Q4:その企業はコングロマリットか。

コングロマリットではない。

この企業は、限定的な製品に資本投下を集中している。

実際、歯科医療に関する製品が売上の約90%を占めている。

また、財務諸表内で、

 

「当社グループでは、

売上高営業利益率30%の確保を経営指標の目標のひとつに

置いております。

この利益率を維持していくため、市場ニーズを的確に捉えた

新製品の開発・上市により売上高の拡大を図る一方、

全社的な生産性の向上によりコスト削減に努め、

成長を持続させてまいります。」

 

と書かれており、利益率に対する高い意識が伺える。  

 

 

\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\

_Q5その企業の1株当たり利益(EPS)は安定成長しているか

決算年 EPS(円/株)純利益(百万円)発行株式数(百万株)

2010/12 768.5    4688       6.1

2009/12 711.1    4338       6.1

2008/12 626.6    3885      6.2

2007/12 698.4    4889           7

2006/12 653.6    4575           7

2005/12 507.7    3554        7

2004/12 460.0    3220    7

2003/12 312.0   2184    7

2002/12 314.7   2203    7

2001/12 248.6   1740    7

 

年平均EPS成長率

11.9%

 

EPSは、平均11.9%成長しており、高い成長率を保っている。

これは

 

 

\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\

_Q6:その企業は安定的に高いROE(株主資本利益率)をあげているか。

 

決算年 ROE   資本(百万円)税引き後利益(百万円)

2010/12 0.15031602       4725

2009/12 0.15328715       4382

2008/12 0.15425328       3890

2007/12 0.16130478       4917

2006/12 0.17726044       4600

 

平均ROE 0.159

基本的には安定している。

ROEの減少が見られるが、これは資本の増加(利益余剰金)によるもので、

業務とは無関係である。

また、これは、自社株買戻しのタイミングを狙っていると思われる。

実際今回の地震により、株価が下落したため、

上限である9億円の自社株買い戻しすることを発表している。

 

 

\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\

_Q7:その企業は強固な財務基盤を有しているか。

 

今期の長期負債(百万):14

今期の税引き後利益(百万):4688

長期負債/税引後利益(年):0.3

(長期負債を税引き利益で返済するのに必要な年数)

 

長期借入金は1400万円しかなく、当期純利益の0.2%程度であり、非常に小さい。

 

 

\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\

_Q8:その企業は自社株買い戻しに積極的か

今期発行済み株数(百万):6.1

10年前の発行済み株数(百万):7

過去10年間に減少した株数(百万):0.9

 

過去10年間で90万株を買い戻ししていることになる。

90万株は現在価値で測れば、81億円であり、

2年分の純利益を株式買い戻しに利用していることとなる。

つまり、非常に積極的であるといえる。

(全て現在価値で計測しているため正確でない。)

 

 

\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\

_Q9:その企業の製品・サービス価格の上昇はインフレ率を上回っているか。

 

今回の企業は、収益源が世界各国に依存しており、

他国のインフレ率を考慮しなければならず、

この分析を行うのは非常に難しい。

しかし、ROEが高い値を維持していることは、

インフレ率をサービス価格に転嫁できているともいえる。

\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\

 

 

 

■株価分析

 

\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\

_Q10:その企業の株価は、相場全体の下落や景気後退、

    一時的な経営問題などのために下落しているか。

 

リーマンショックの影響から、

株価が完全に回復している状態ではなく、

PERは約12倍であり、割安で放置されていると言える。

この理由としてPBRが高い(1.76倍)も指摘されているが、

安定したROEを持ち、自己資本率も高い状態であるため、

倒産の可能性は非常に低いと考えられる。

 

そのため、PBR低さ故に株主が損害を被る可能性は非常に低いと考えられる。

 

 

\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\

_Q11:株式の益利回りと利益の予想成長率を計算し、国債利回りと比較せよ。  

10年国債利回り:0.51%

株利回り:株価/今期EPS:9.6%

 

 

\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\

_Q12:株式を疑似債券と考え、期待収益率を計算せよ。

---------------------------------------------------------------

まず10年後のBPSを求める。過去10年の平均EPS成長率に1を足して、

10乗したものに、現在BPSをかける。これが10年後のBPSとなる。

(必要な値)

・年平均EPS成長率 11.9%

・現在BPS              5215.4円

 

(式)

年平均EPS成長率^10×現在BPS=16125.0

 

(答え)

*10年後BPS(円/株)16125.0  

---------------------------------------------------------------

今求めた10年後BPSに過去10年平均ROEをかける。これが10年後のEPSである。

(必要な値)

・過去10年平均ROE: 0.159 

・10年後BPS(円/株)16125.0 

 

(式)

10年後BPS×過去10年平均ROE=2559.5

 

(答え)

*10年後EPS(円/株)2559.5

---------------------------------------------------------------

さらに、過去10年の平均PERをかけることで、

10年後の予想株価が算出される。

 

(必要な値)

・過去10年平均PER:13.7

 

(式)

過去10年平均PER(株価/EPS)×10年後EPS(円/株)=35038.6

 

(答え)

*10年後予想株価:35038.6(円/株)

---------------------------------------------------------------

この予想株価を現在株価で割り、0.1乗し、

マイナス1したものが、期待収益率となる。

(必要な値)

・10年後予想株価:35038.6(円/株)

 

(式)

10年後予想株価^0.1-1=15.9%

 

(答え)

*期待収益率:15.9%

---------------------------------------------------------------

\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\

 

■結果評価

期待収益率15.9%は過去私が分析した中でもかなり高いです。

今回私は8000円でナカニシ株を取得しました。

今後どうなるかはわかりませんが、かなり良い企業であるので、

かなり長い期間保有するつもりです。

 

□■----------------------------------------------------------------□■

 

お断り:

本メールマガジンで登録された氏名、メールアドレス

やクレジットカード番号等の個人情報は、発行者であ

る八木翼個人(以下、「発行者」といいます。)には通

知されておりません。

 

企業価値や株価等に関する情報に言及することがあ

りますが、本メールマガジンは、あくまで財務の分析

等について学んでいただくためのものであり、有価証

券や金融商品の価値等についての助言、投資その他

の勧誘、税務相談、法律相談等を行うことは目的にし

ておりません。

 

掲載される情報は発行者が信頼できると判断した情報

をもとに作成・加工しておりますが、内容及び情報の正

確性、完全性等について、発行者はいかなる責任も持

ちません。

 

また、時事の変化等に応じて、お届けする内容が予告し

ていたものと異なる場合があります。

 

メールマガジン本文および関連データの知的財産権は

発行者に帰属しております。事前に承諾を得ることなく、

これらの内容を複製・加工・譲渡することはご遠慮くださ

い。

(ただし、通常の雑誌等と同様、常識及び著作権法等の

法令で認められる範囲内で、部分的に引用していただく

ことは差し支えありません。)

 

□■----------------------------------------------------------------□■

 

 

◎【毎日5分!経済英語NEWS(解説付き)】

配信停止はこちら↓

http://www.mag2.com/m/0001212350.html

 

メルマガ発行者:八木翼↓

http://keizai-news.sakura.ne.jp/profile/index.html

 

ホームページはこち↓

http://keizai-news.sakura.ne.jp/

 

八木翼へのお問い合わせ

die-try-in@hotmail.co.jp

 

もしくはtwitter

tentengu

 

までご連絡ください。

 

□■----------------------------------------------------------------□■